富士山噴火で何が起こるのか?2時間で首都圏に火山灰到達!2週間降り続く

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   あす9月1日(2015年)は防災の日ということで、「あさイチ」は地震ではなく、火山噴火への備えを取り上げた。なかでも、視聴者からの問い合わせファックスが多かったのが富士山が噴火したらどうなるのかだった。防災科学研究所(茨城県・つくば市)の藤田英輔主任研究員はビッグデータを使ってシミュレーションした。

「噴火から30時間で太平洋側の新東名高速道路に噴出したマグマが到達し、40時間後に東名高速道路を襲います。道路は寸断されるし近隣の家屋は焼かれる。(静岡県南部は)壊滅状態になります」

   高台は周囲を溶岩流に囲まれて陸の孤島となるところも出てきそうだ。

0・1センチ積もっても道路ストップ

   火山灰は西風に乗って東京方面に流れると予想される。富士山周辺は50センチ、小田原で30センチ、横浜10センチ、東京都心や千葉、埼玉南部は2センチの火山灰が降り積もることがわかった。しかも、千葉に到達するのは噴火からわずか2時間後だ。

   瀬田宙大アナ「2センチというと大したことないように思えますが、雪と違って0・1センチで道路の白線が見えなくなって、クルマはスリップします。火山灰は2週間降り続けます」

   人体にも悪影響が大きい。京都大学大学院人間・環境学研究科の鎌田浩毅教授は「まず火山灰を体内に入れないこと。目、鼻、口はメガネやマスクで必ず防護して下さい。それと灰を家の中に入れないことです。家の中で蔓延すると気管支炎などの病気を併発します」と警告した。(磯G)

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