今年はあす24日(2015年7月)と8月5日が土用の丑の日だからか、先週16日に近畿大学農学部水産学科が開発した「ウナギ味のナマズ蒲焼き」の試食会が、東京・銀座の近大水産研究所のアンテナ店で開かれた。
三輪秀香アナの前に出されたのは「うな重」そのものだ。「でも、これがナマズのかば焼きです。いただいてみます」
たれの染みたご飯と一緒に口に入れた三輪アナは「身がちょっと薄いかな。ふっくら感が少し違う感じがあります。ああ、鼻に抜ける香りは完全にウナギです。身がフワフワで凄く柔らかい。ウナギと違うのは脂の乗りがやや少ないのと、小骨がない事です。この辺りで好き嫌いがわかれるかもしれません」
キャスターの柳澤秀夫解説委員「小骨がないのはかえっていいかも」
年末から本格的に流通
開発チームの水産学科の有路昌彦准教授はこう説明する。「ナマズがウナギに近づくために最も時間がかかったのが餌の配合でした。焼いた時に出て来る香りの元の成分キシロヘキペンタデカンが、ウナギには多くナマズには少ない。これを多くするために餌を調合しました。
今年の年末から本格的に流通できるようにと考えています。来年の土用の丑には、みなさんが美味しいと言ってくれるようにしたいなと思っているんですが・・・」
高橋光臣(俳優)「ボクはウナギが凄く好きで、ナマズがそうなってくれるといいですねえ」
柳澤「ウナギはウナギでいいんじゃないの。コツコツ貯金してたまに食べるっていうんで・・・」
そう、昔は都会ではウナギのかば焼きは年がら年中食べるものではなかった。
(磯G)