「デング熱」昨年上回る感染!記録的な夏日・真夏日でヒトスジシマカ繁殖

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   今年(2015年)すでにデング熱に感染した人は94人で、去年の1・4倍のペースで広がっている。ウイルスを媒介する「ヒトスジシマカ」は気温20度以上で活発に活動するようになり、東京は5月に例年の2倍の夏日を記録し、蚊の発生も早まっている。

   国立感染症研究所の高橋智彦室長は「対策は成虫が卵を産む環境を断つ事です。身の回りの対策を進めてください」という。

とにかく蚊に卵を産ませない

【対策1】卵を産む場所を減らす。植木鉢の受け皿やジョウロの水は蚊の卵産み付けの格好の場所だ。水たまりを作らないのが予防策の第一だ。
【対策2】歩道や公園の低木に近寄らない。ヒトスジシマカはツツジやアジサイなどの低木の草の裏に潜んでいて、人が近づくのを待ち伏せしている。
【対策3】蚊が出そうなところに行くときは、長袖・長ズボンを着用して、虫よけ剤を持ち歩く。

   神奈川県立子供医療センター馬場直子部長は、虫よけ剤を子供が使用する時の注意を言う。「大人が手に取って塗ってやる方がいいです。乳幼児になめさせないように。首や耳の後ろなども忘れないようにしましょう。洋服の上から吹きかけても効果はあります」

   塚原愛アナ「ヒトシジシマカの移動範囲は100メートルから150メートルぐらいです。デング熱は人から人にうつることはなく、あくまで蚊の持つウイルスで移ってゆくので蚊を増やさない事が大事です。また、去年感染した人の半数が蚊に刺された事に気付いていませんでした。突然の高熱や頭痛、関節に痛みに襲われたら迷わずに医療機関に行ってください」

(磯G)

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