長崎県対馬市の寺から仏像を盗み韓国へ持ち去ろうとした4人の韓国人窃盗グループが逮捕された。グループの中には寺の住職もいた。東京新聞が報じ、「朝刊チェック」コーナーで井上貴博アナが取り上げた。
長崎県警対馬南署に窃盗容疑で逮捕されたのは住職・金相鎬(70)、農業・金溶晃(54)、警備員・安承喆、会社員・李哲佑(47)。4人は24日(2014年11月)午前10時~午後1時50分ごろの間に、美津島町の寺から銅製の仏像を盗んだほか、複数の経典も所持しており関連を調べている。
逃亡寸前の港で逮捕
仏像は高さ11センチの誕生仏で、対馬市が有形文化財に指定しているものだった。対馬南署員が厳原港で4人を見つけ職務質問したところ、所持品から仏像が見つかった。4人のうち2人は容疑を否認しているという。
3年前の12年10月にもやはり対馬の寺から国の重要文化財の仏像2体が盗まれ、韓国へ運び出された。犯人は韓国で逮捕され有罪が確定したが、仏像2体は裁判所が日本のものだという証明が必要だとして返還を差し止める仮処分を認めたため、いまだに帰ってきていない。
井上「一歩間違うと外交課題にまでなってしまうところです」
水際で逮捕できたのは警察官のお手柄だったが、キャスターの齋藤孝は「あの返還差し止めの仮処分も納得できないんですけど、対馬は狙われている感じですね。注意する必要がある」という。対馬は国境の島として、韓国との経済関係も深く、韓国人観光客へのサービスに心掛けている。そこにつけ込んで...というのだからひどい話である。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト