「たった4分を8セットやるだけで痩せて健康な体になる」
立命館大学の田端泉教授が考案した「4分間運動」が海外で大人気になっている。いたって簡単な運動で、「20秒間やや辛いストレッチをして10秒休む」を8回続けるだけだ。しかも、週に3回で効果があるという。この運動を紹介したインターネットは141万6千57回も検索され、イギリスの新聞が絶賛している。
2か月で「体脂肪2・5%」「体重2・4キロ」ダウン
田端教授が運動効果を解説する。「腹筋運動でもスクワットでも自転車漕ぎでも何でもいいです。20秒やって10秒休んでの8回(4分)。これで心臓が送り出す血液量が増えます。それが持続力と瞬発力を高めるんです」
東京・世田谷のスポーツジムでこのメニューを取り入れたところ、2か月間続けた人の体脂肪率は平均で2.5%、最大で15.8%落ち、体重も平均2.4キロ、最大15.2キロ減少した。
出田奈々アナがさっそく出かけてレッスンを受けた。鉄アレイの代わりに500ミリリットルのペットボトルを2本両腕で持ち、肩の上に上げる。その状態でスクワット(膝の屈伸)を20秒行い、10秒休む。1回目は楽々できたが、8回続けると息が切れ、「心臓がドキドキしています」
トレーナーの柿沼奨真さんがスクワット運動の正しいやり方を教えてくれた。「膝を爪先に向かって真っすぐに下ろしてください。ペットボトルを上げている腕は、伸ばし切らない方が関節の負担を軽減します。この運動は1時間の長い運動量に匹敵するもので非常に有効です」
スクワットでなくても足踏みでも有効だ。ポイントは足を高く上げ(足の付け根まで)、重心は体の真ん中に置くこと。
(磯G)