夏ドラマは「HERO」(フジテレビ系)をのぞけば総崩れだった。この「HERO」と「昼顔」(フジテレビ系)のほかはすべて視聴率ひとケタなんていう週が何度もあった。しかし、終盤を迎えた先々週あたりからやや持ち直してきた。
「昼顔」は平均視聴率10・9%とひとケタ寸前までいったが、先週の第7回は13・8%まで回復した。「金田一少年の事件簿Neo」(日本テレビ系)、「ゼロの真実」(テレビ朝日系)も二けた台に戻り、6・2%まで落ちた「同窓生」(TBS系)は9%と最終回は二けた台を望めそうなところまで来た。
しかし、前評判の高かった「おやじの背中」(TBS系)と「若者たち2014」(フジテレビ系)は下降線のままだ。「あすなろ三三七拍子」(フジテレビ系)は3・6%と、これが中盤だったら打ち切りが検討されるところまで落ちてしまった。
もともと、夏ドラマは夏休み特番などとバッティングすることが多く、数字的にはパッとしないのだが、今季はとくに苦戦が目立った。(テレビウォッチ編集部)