刺身や焼き魚、煮物などにシュッ!シュッ!――。スプレーしょうゆが注目されている。数年前からしょうゆメーカーがネットや通販で売り出し、家庭でじわじわと人気が広がっているのだ。スプレーだとしょうゆの量が少なくなり、減塩効果もあるという。
お寿司にもひと吹き
寿司屋で小皿でしょうゆを付けるのとスプレーとではどれだけ量が違うのかを計測してみた。ウニの軍艦巻きで醤油を付けて測ると、小皿は0.57グラム、スプレーは2回の吹きかけで0.12グラムだった。物足りないんじゃないか。ところが、スプレーだとしょうゆが細かい粒子となってまんべんなくネタに乗り、しっかりしょうゆの香りと味があることが分かった。
原宿のカフェレストランでは、お客さんのテーブルに出された刺身にシュッシュッと吹きかけたり、薄味にしたみそ汁にひと吹きしてコクを引き立たせている。
日本高血圧学会の日下美穂医師は自分の患者さんにスプレーしょうゆを薦めている。「減塩効果は大きいと思います」と太鼓判を押している。弁当などについている魚型のしょうゆ1個で、スプレー25プッシュに相当する。
山田大樹アナ「スプレー容器は大手の雑貨店で購入することができます。今後はソースなどにも広がりそうです」
(磯G)