街中では、若い女性に太眉が流行っている。話を聞いてみると、「太眉が常識です」「長谷川潤さん(モデル)のようなぼさぼさな感じ」「いまは細い人はあまりいない。太いというか、ナチュラルですね」という。ファッション誌でも女性誌でも太眉の特集が続々登場している。「メークのお悩みポイントの1位が眉毛40%なんです。太眉は5歳から10歳若返った印象になると言います」(山田大樹アナ)
眉頭をカットせず、眉山の位置に注意
美眉の伝道師といわれるヘヤーメークアップアーチストの尾花ケイコさんは「若々しく見せるんだったら、断然いまは太眉です。太眉は目を大きく見せる効果があります」と話す。
今川奈緒子さん(48歳)は細眉世代、17年前の写真でも細眉。「細眉は貧相で老けて見えるけれど、でも太い眉毛はどう描いたらいいのか分かりませんし」と悩み、尾花さんのサロンを訪れた。尾花さんは眉毛を「切り揃えない」「ペンシルで描かない」が基本で、「お薦めなのは2色以上の色が揃えてある『アイブロウパレット(パウダー)』です」と、明るい色から暗い色が3段階揃ったパレットを取り出した。
「まず最も明るい色で産毛のようなフサフサ感を大胆に描いていきます。濃いパウダーで描くとコントのようにベッタリした眉毛になるのでダメです。次に真ん中のパウダーで眉毛の重なりを濃くしていきます。そして一番濃い色で眉毛の中央部分を描くと、ノッペリせずに自然に仕上がります。最後に綿棒で軽く輪郭をなぞって形を整えます」
ビフォー、アフターを比べた今川さん、「10歳若返っていません?」と大満足だった。
山田「注意点が2つあります。その1は眉頭をカットしないこと。ここをカットするとナチュラルさが失われます。もう一つのポイントは、黒目の端から目尻までの中間点に眉山を持ってきてください。年を重ねると眉毛が下がり気味になって、顏が横に広がって大きく見えるからです」
有働由美子キャスターがしみじみ言う。「ついつい慣れでやっていますけれど、自分の顔も時代も流れで変わってるのね」
(磯G)