もう辞めるしかない!?NHK籾井会長―独裁者気取りで理事全員に「辞表」要求

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   衆院総務委員会は25日(2014年2月)、NHKの籾井勝人会長と理事を参考人に呼んで審議が開かれ、ここで籾井会長が理事から「日付を空欄とし、署名、捺印をした辞表」を提出させていたことが明らかになった。民主党の福田昭夫議員の質問に答えたもので、10人の理事全員が提出させられたことを認めた。日付を空欄にした辞表の提出を求めたのは、いつでも理事を罷免できるようにして、会長権限を強めるためとみられる。

   これについて、籾井会長は初めは「人事に関することはお答えしない」としていたが、理事が提出を認めると「各理事は事実をそのまま述べた。それはそれで結構。私がどう思うかは別問題」と理事に対する脅しとも聞こえる答弁をした。

   籾井会長は今月12日(2014年2月)に開かれたNHK経営委員会で、就任会見の慰安婦発言や放送の中立性を疑わせる発言について聞かれ、「私は大変な失言をしたのでしょうか」と開き直っていたことが明らかになっている。

   NHKにはこれまでに2万件近い意見が寄せられ、このうち約80%が批判的な内容で、「受信料を払いたくない」などの声が数千件あったという。こうした事態を石田研一放送総局長は「容易ならざる事態だが、現場にはこれまで通りの方針で放送してくと話している」と述べている。国会では今後はNHKの来年度予算の審議などもあり、籾井会長では乗り切れないのではないかという声も強まっている。ソチ五輪の特別放送態勢が終わり、籾井辞任問題が動き出しそうだ。(テレビウォッチ編集部

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