ソチ五輪・フィギュアスケート男子の高橋大輔選手がショートプログラムで使用するヴァイオリンのための「ソナチネ」は佐村河内守氏の作曲でなかったが、高橋は予定通りこの曲を使うことを決め、日本音楽著作権協会も問題ないとしているが、対応に苦慮しているのがNHKとフジテレビだ。
NHKは13日(2014年2月)よる11時55分から男子ショートプログラムを中継放送し、この時に「ソナチネ」が流れる。フジテレビは14日よる11時からの男子フリーの中継放送で、前日のSPを振り返るときにやはり「ソナチネ」が流れる。著作権協会は佐村河内の楽曲の利用を当面認めない方向だが、高橋が競技で使用することは可能という。ただ、その映像を放送すると問題が生じる。緊急処置として、補償金を供託して文化庁長官の裁定を受ける方法があるが、手続きは複雑そうだ。NHKとフジテレビだけでなく、その後も高橋のSPシーンを使用する他局も同様の「規制」がかかる。(テレビウォッチ編集部)