石破幹事長ホンネ出ちゃった!「デモの絶叫はテロ」早くも特定秘密保護法の拡大解釈

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   特定秘密保護法案反対を訴えるデモが連日国会周辺で続いている。そんななか、自民党の石破茂幹事長がブログで「デモの絶叫はテロ行為と変わらない」とやったものだから、ちょっとした騒ぎになった。本音がでちゃったというところらしい。

街の声「主張は自由ですよ」「衆参で過半数もってるから強気に出てる」

   石破の書き込みはこうだ。「議員会館の外では…大音量が鳴り響いています…多くの人々の静謐を妨げる行為が共感を呼ぶことはないでしょう…単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質に同じであまり変わらない」(2013年11月29日)

   これにデモ参加者はますます怒り、さらに声を張り上げる。民主党の大畠章宏幹事長はきのう1日(2013年12月)、「この発言を撤回してもらわなければならない」と各党と連携すると話した。メディアも一斉に取りあげた。石破はきのう記者に「あなた方が音量を測ってごらんなさい。許容される音量なのかどうか。民主主義とは相容れない」と反発し、「ただ、それをテロと同じと受け取られる部分があるとすれば、そこは撤回する」と少しだけ言い直した。

   街の声は「主張は自由ですよ」「衆参で過半数もってるから強気に出てる」とよく見ている。デモに参加した人も「続けます」という。

選挙カーのほうがよっぽどうるさい

   司会の羽鳥慎一「時間とか音量とかは決まってるんでしょう?」

   青木理(ジャーナリスト)は「決まってます。届け出もしないといけない。だから、選挙カーの方がうるせえよという気もするんだけど、これ本音が出ちゃったという面があるんでしょうね」と、フリップで秘密保護法案の中の「テロリズムの定義」を取り上げた。「政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し」とあって、「又は社会に不安を与える…目的で人を殺傷し、又は…施設などを破壊する行動」となっている。後段の内容はだれが見てもテロだが、問題は前段のカッコの中だ。後段が「又は」となっているために、前段もテロになってしまう。

   青木、「デモが訴える反原発とかTPP反対、消費増税反対もこの法律上はテロになってしまう。石破さんのいう通り。だから本音が出たんだと言いたいんです」

   羽鳥「秘密法案の拡大解釈で、これもテロなんだとなるということですかね」

   青木「森大臣は否定していたが、石破さんが本音を出しちゃった。ボクと君は

   考えが違うよ。でも君がそれをいう権利は体を張ってでも守るよというのが民主主義ですから。この法律はこのままいくとその権利が侵害されるということです」

   法律はひとたび動き出すと、作った人の意図に関わらず必ず一人歩きを始める。拡大解釈の恐ろしさはそこにある。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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