「男にしつこく言い寄られて困っていた」
これに対し、証人尋問に立った妻は次のように真っ向から反論した。9月に映画を見に行ったのは「何回断っても毎日誘ってきて、1度一緒に出かければあきらめると言っていたので一緒に出かけた」
そのとき香水をプレゼントしたのも、「私の香水が気になるようで、私の襟元や脱いだ制服の匂いをかいでいたので香水を渡せばもうされないと思った」。自宅に2度も行ったのは、「ストーかー行為を止めてもらうように説得にいっただけ」。家のカギを開けたのは「のどかな所で、たまたま開いていただけ」
真相はやぶの中といった感じだ。では、当初、被告が単独の犯行を自供したのはなぜなのか。この点について被告は「妻の事実に反する言い分や(被告の)家族からの説得があったから」という。
キャスターの小倉智昭「(妻が)すべてを否定したのなら分かるが、ちょっとアレと思う文言もありますねえ」
宋美玄(産婦人科医)「裁判員の皆さんが双方の言い分を聞いても、真実を知りようがない。この日程で判断を下さなければいけないのは大変ですよ。水掛論みたいに言い合っているのを判断するのはどうかなとおもいますね」
判決は3日後の22日に言い渡される。
文
モンブラン