みのもんたがTBS系朝のワイドショー「朝ズバッ!」(月~金あさ5時30分)などの出演を自粛してから1か月以上がたった。みのは「朝ズバッ!」の視聴率を気にしているというが、テレビ関係者によると「ほとんど変化はない」そうだ。
そもそも「朝ズバッ!」の視聴率はどのくらいなのか。朝ワイドはその日に取り上げる話題によって視聴率が大きく上下するのだが、平均的なところを取ると、「朝ズバッ!」は7~9%と見られている。同じ時間帯の他番組と比べると、フジテレビ系「めざましテレビ」が強く、7~11%と2ケタの日もあるようだ。次が「朝ズバッ!」で、日本テレビ系「ZIP」とテレビ朝日系「グッド・モーニング」が続く。
「続投」「降板」スポンサー次第
「朝ズバッ!」は健闘していて、視聴率で見る限り「みのを降ろせ」という声がTBS側から出る状況ではない。ただ、次男の逮捕以来、視聴者からのみの批判は強い。そのへんはみのもわかっているから、無理に復帰を急がないだろう。問題は次男がどんな処分になるかだ。
「窃盗の被害者と示談がまとまれば、日本テレビもクビになっているので、『社会的制裁を受けた』ということで起訴猶予になる可能性が強まります。有名人の息子で注目されている事件なので、かりに起訴になっても罰金刑かな。裁判所だって検察だって、こんなチンケな事件で法廷を開くような無駄はしたくないでしょう」(司法関係者)
そうなれば、タイミングを見ながらみの復帰ということになりそうだが、テレビ関係者はこう話す。「スポンサーがねえ…。もともと嫌いなアナ・キャスターのダントツ1位のみのですが、数字が付いてくるし、あの個性に代わるキャラがいないから使われてきた。でも、今回の騒ぎをきっかけにスポンサーが渋るようなら、降板が検討されることになる」
いったん復帰して、来年春か秋の番組改編期に「ご卒業」ということもありだというのだ。そんな使いをされてまで「朝ズバッ!」に残ったほうがいいのかどうか。スッパッと辞めた方が、その後の評価は上がるということはないだろうか。(テレビウォッチ編集部)