千葉・茂原市で7月11日(2013年)から行方がわからなくなっていた女子高3年生(17)がきのう26日(2013年9月)に見つかった。自宅からわずか400メートルの小さな神社の祠の中にいた。衰弱してうずくまっているところを、草刈りにきた人がみつけた。2か月半もの間どうしていたのかはわかっていない。
真夏の2か月半…どうやってしのいでいたのか
女子高生は下校して最寄り駅の改札口を通った姿が防犯カメラに写っていたが、以後消息を絶った。2日後に父親が捜索願いを出したが手がかりはなく、警察は先月7日に公開捜査に踏み切り、40人体制で付近一帯を捜索していた。発見はきのう正午すぎ、見つけた男性が警察に通報して保護されたが、服装は失踪当時の制服のままで、汚れて髪もぼさぼさ。がりがりに痩せて軽い脱水症状を起こしていたが、外傷もなく事件性は薄いと見られる。
高校生がいた神社は自宅からわずか400メートルのところで、住宅が散在する畑の中の小高い丘の上で、背後は山林だ。すぐ前は子供用のブランコや滑り台、ジャングルジムなどがある小さな公園だが、子どもの姿はあまりないという。祠にはカギがかかっていたが、扉の一部の板がはずれるようになっていて、そこから出入りしていたらしい。警察には「1人でいた」と話しているが、猛暑の2か月半、水や食料をどうしていたのか、またなぜ姿を隠したかなど詳しいことはわかっていない。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト