規格上飛ばなくなっていたプロ野球のボールが、今シーズンから飛ぶように変更されていた問題に絡み、加藤良三コミッショナーが任期途中での退任する見通しとなった。スポーツ新聞各紙がこの件を大きく取り上げている。コミッショナーは日本プロ野球機構の責任者であり、認定ボールには彼の署名があるが、ボール変更問題に関しては自分はまったくあずかり知らなかったことであり、そこには何の隠ぺいも不祥事もないと強調していた。
辞めたほうが球界のため
直接の責任はないという主張は今でも変わっていないらしいことが「スポーツ報知」記事を通して伝えられると、番組司会の小倉智昭は「それだったら辞任しなくてもいいんじゃないかと思いますよね」と苦笑気味に言う。
ただ、自分が批判の対象になり、ボール変更騒動が大きくなったことには責任を感じており、辞めたほうが球界のためになるとの思いで辞任を決断したという。
「つまり、結果責任を取るということですね」(笠井信輔アナ)
なお、コミッショナーの後任についてはまだ白紙状態だという。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト