漫画家の小林よしのり(59)が「アイドルに政治的発言をさせるなよ」と8月21日(2013年)にブログで苦言を呈した。社会学者・古市憲寿の新刊『誰も戦争を教えてくれなかった』(講談社)に「ももいろクローバーZ」との対談が載り、そこでの彼女たちの発言が「反日的だ」と話題になっているからだ。
小林は「わしは古市が一番悪いと思う。アイドルに政治的な発言をさせるべきではない」といい、彼女たちが「韓国の言い分を知りたい、歴史のこととか」などと発言したことについて、「韓国に触れるとネトウヨ(編注:ネット右翼)が騒ぐのは当たり前だ」と語っている。
アイドルは「隣国との政治や歴史に対する知識」や「そもそも発言することの覚悟」がなくで、「余計なバッシングに晒され、ファンを減らしてしまう恐れもある」と指摘する。故・忌野清志郎ならまだしも「十代の少女」に「政治色のあるメッセージ」を発させるのは「酷だ」という。
「古市は炎上商法を狙ったのじゃないかと邪推したくなる」「いともたやすく煽られるネトウヨ連中も、ゴキブリ以下の脳ミソしかない」と、古市・ネトウヨの双方を批判し、「誰か『ネトウヨ・ホイホイ』を発明してくれないものか」と嘆いている。