インドで生後3か月の赤ちゃんが、生まれてから4回も自然に火が付いたという不思議なニュースがなにかと話題である。現地の病院では赤ちゃんの汗が原因で発火したというが、そんなことは本当にあるのか。
「とくダネ!」が火事の専門家や医者に聞いたところでは、虐待などの外部要因の可能性をあげながら、人体の自然発火も「ないとは言えない」「科学的に絶対ないとも言い切れない」など、玉虫色の返答であった。
アイルランドでは検視官が公式に「死因は人体の発火」と鑑定
スタジオでは「自然発火なんてありえないと思ってしまいます」(菊川怜キャスター)など、にわかに信じがたいといった反応が目立ったが、人体が自然発火したとの報告は外国を中心に多くあり、なかには「検視官が断定したケースもある」(渡辺和洋アナ)という。
なんでも2010年、アイルランドで76歳の男性が死亡したが、これが世界で初めて公に人体自然発火が認められたケースらしい。25年の経験を持つベテラン検視官が、遺体だけが燃えていたことを主な理由として、自然発火と断定するに至ったそうな。ただ、この事例では、具体的にどういったメカニズムで発火したかはわからずじまいだという。
文
ボンド柳生