先週火曜(2013年7月23日)の「あさイチ」で美白化粧品による被害を取り上げたが、その日にカネボウ化粧品は記者会見で被害が広範に及ぶことを明らかにして謝罪した。
「先週火曜日の放送では肌被害の報告例が4月から6月の3か月間で185件(国民生活センター調べ)とお伝えしましたが、カネボウ側の発表では肌が白くまだらになったという症状の人は6800人に上っています」(山田大樹アナ)
そこで、あさイチは「『美白』化粧品で肌が…なぜ?どうする?」と再び取り上げた。
日本皮膚科学会「他の美白剤が安全であるとも危険であるともいえない」
Aさん(50歳代)は20代の頃からカネボウ化粧品を使い続け、美白剤は2年前から使ってきた。症状が出たのは今年の5月、突然、顔が真っ赤に腫れ上がり痒くて夜も寝られなくなった。腫れが治まった顔は白い斑点と黒いシミが混じったまだら模様になった。Aさんを診断した皮膚科の吉木伸子医師は「化粧品を止めて自然に回復した人はいます。でも、回復していない人もおられます。その方たちが回復するかどうかは今はまだわからない状態です」
他の美白剤でもまだらのシミができるのか。山田アナは「7月17日に日本皮膚科学会が発表したマニアルの抜粋にはこうあります。『他の美白剤で同じ症状が出現するリスクが全くないとは言い切れない』。そして『(他の美白製品は)安全であるとも危険であるともいえない状況』というのです。要するに、調査中だと言う事です」と説明する。