和田秀樹「東大の推薦入試導入は本格的なクラス社会の到来」

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   受験評論家として知られる精神科医の和田秀樹氏(52)は東京大学が推薦入試を導入検討していることについて、「ついに本格的なクラス社会の到来である」と3月16日(2013年)、自身のブログで論評した。

   和田氏は審査基準や誰が推薦入試で合格したかは明らかにならず、「ばれないのであれば、それだけの力がある親たちはどんどん子供を東大に入れるだろう」という。推薦入試での合格者は「100人のうち10人程度と私は見ているが、誰もが知っている人たちの子弟や孫の集団だ」と予想。「東大もハーバードやオックスフォードのように、代々東大の有力者ファミリーを作っていこうということだろう」と語る。

   制度が数十年続けば「名家の証」になるとし、「戦前のように皇室関係者も東大に入ってくるかもしれない(母親が東大卒の皇族が入るといううわさもすでに流れている)」と見立てた。

   また推薦入試について明確な賛否は示していないが、「おたくの子供も東大に入れますよと見せておくほうが財界からの寄付も集まるし、政界の人間も東大教授をブレーンにして近づこうとする。実に賢い独立法人時代のやり方だ」と語っている。

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