小倉智昭「過去の体罰掘り返しても仕方ない。もう止めるということを徹底」

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   バスケットボール部の主将だった高校生の自殺を機に、「とくダネ!」では体罰問題が連日のように取り上げられてるが、放送時間などからすると、そろそろ下火になってきた印象だ。けさ28日(2013年1月)は中学まで体罰を受けていたという元プロ野球選手の話や、他の学校で体罰があったことが短く伝えられ、スタジオでは体罰に一家言持つ司会の小倉智昭が口を開いた。

「昔は普通にあった。過去振り返ったら強豪の多くが休部」

   小倉「今回、これだけ体罰を大きく取り上げるようになったから、これからは指導のなかで、体罰をやめようというのを徹底してやっていくべきだ」

   体罰はよくない――。オグラは常にそういう認識を示しながら、一方では昔は体罰など当たり前にあったんだとの事実認識をたびたび添え、見逃していい体罰の可能性にも言及している。

   それは自分が過ごした体罰容認時代へのノスタルジーなのか、「厳しい指導」のおかげで成長できたという感謝の念なのか何なのか、とにかく小倉が体罰(とくに過去の)を見る目はいささか宥和的、同情的に感じられる。そうしたことは、今現在の小倉が体罰排除の徹底を求めているとの印象を、多少なりとも弱めてはいるだろう。

   「過去を振り返って、こういう体罰を受けたという告発がバーッとまかり通ったら、強豪のどれくらいが休部しなきゃいけないのかなってくらい、体罰は普通にあったと思うんですね。これからは徹底してやめましょうというのが、一番いいような気がする」(小倉)

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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