NHK大河ドラマ「平清盛」で主役を演じた俳優の松山ケンイチが、近く出版される著書で「力不足だった」と語っている。書名は「敗者」で、2月28日(2013年)に新潮社から発売される。
松ケンは本に「作りたい表情を作るのに、わい自身の顔の表情の経験値が圧倒的に足りなかった。急いで63歳になったわいに、清盛の表情は表現できなかった」と書いたという。清盛の波瀾万丈、毀誉褒貶、栄枯盛衰を演じるには、人生経験も役者としての積み重ねも足りなかったというわけなのだろう。
「平清盛」は斬新な映像、複雑なストーリー展開に賛否が分かれ、NHK大河ドラマとしては、これまでの最低視聴率を記録してしまった。(テレビウォッチ編集部)