新米主婦の高橋さとみアナの悩み解決と言うことか―。「ご飯のおかず、余ったり残った物、どうしてますか。きのうと同じおかずでは、ついつい手つかずになります。それを違った料理に作り変えてしまうのが『リメイク料理』なんです。食費のムダがなくなって一石二鳥です。いったい、何のおかずが何になるのか」
筑前煮がグラタンに変身
秋田市の松本雅子さんはリメイク料理のレシピを150種類以上作り続けている。「リメイク料理はだいいちに食感を変えてあげる工夫が大事です。第二に和風を洋風などに変えるための繋ぎ役をプラスすることですね」とアドバイスする。
<かぼちゃの煮物がオシャレサラダに変身>
冷蔵庫で冷たくなったかぼちゃをレンジで温めてスリコギで粗く潰し、クリームチーズとレーズンを加える(チーズは温まったかぼちゃで自然に溶ける)。仕上げにクルミを加えれば、ザクザクとした食感のサラダの完成だ。
試食した高橋アナが驚く。「え~、滑らか。クリームチーズが凄くマッチしています。しかも調味料は全く使わずです。ベースの煮物に味が付いているので、それを生かせばいいわけなんです」
<筑前煮のグラタン>
レンコン、人参、里芋、筍などの筑前煮にホワイトソースをかけて焼くわけだが、ホワイトソースに大さじ1の味噌を加えるのがコツだ。味噌が洋風グラタンの絶好の繋ぎ役になってくれる。トースターで焦げ目がつくまで約10分焼き、取り出してから上にわけぎを振りかければ完成である。
この日の松本家の食卓には、この2品の他に、いなり寿司と春雨のサラダが加わった。これもリメイク料理。実は大根と人参の紅白ナマスを利用したレシピだった。
(磯G)