自転車事故なくせ!東京・三鷹市「安全講習」受講すると駐輪場優先使用

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   自転車のルール・マナーといったものは、近頃非常にかまびすしい。「モーニングバード!」のような朝ワイドも、しばしば口を酸っぱくして教えている。曰く、自転車は車道の左端通行が原則である、歩道で歩行者を蹴散らして走行するべからず(歩道は歩行者のためのものであり、車道が危険等の理由で自転車がやむなく歩道を走るときは徐行し、歩行者を優先しなければいけない)、無灯火、イヤホンはダメだ云々。

   しかし、度重なるマスメディアの啓蒙もそう効果が上がってないと見えて、けさ11日(2012年10月)もコメンテイターが「自転車は左側を走るということを知らない人がビックリするほど多いです」(タレントの松尾貴史)などと、相変わらずの小言を並べていた。

警察庁も「悪質運転者」に強制講習を検討

   こうした現状に業を煮やしたのか、あるいはあらたな権益手段の確保のためなのか、警察庁は「悪質」な自転車運転者に安全講習を強制的に受けさせる仕組みを作ろうと検討しているという。

   一方では、自発的に多くの人が集まる自転車の安全講習会もあるらしい。東京・三鷹市は8年前から市民を対象にした講習会を年に数回開いていて、これまでに1万7000人以上が受講したという。講習会の模様を見ると、立ち見が出るほどの盛況ぶりだ。その理由は、講習を受けるともらえる「安全運転証」。これがあると、市営駐輪場を優先的に使用できるんだとか。

   三鷹市では講習会をはじめてから去年までに、自転車事故が37%減ったという。4年前に同様の取り組みをはじめたお隣の武蔵野市でも、事故が減少しているそうだ。

文   ボンド柳生
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