尖閣最悪シナリオ―中国人民解放軍「すでに戦う準備できてる」と公言

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   中国各地に広がった反日デモは、柳条湖事件が起きたおととい18日(2012年9月)を境に潮が引くように収束を見せている。公安当局から事実上のデモ禁止令が出され、尖閣諸島の海域に1000隻もの大漁船団が押し寄せるという情報もあったが、姿を見せなかった。しかし、尖閣諸島国有化をめぐる日中の緊張関係がこれで一段落したわけではない。海上では依然として中国の監視船と海上保安庁の巡視船がにらみ合いを続けている。「とくダネ!」が予想される最悪のシナリオを想定、それを避ける方策を探った。

日中衝突で米国世論「中国支持50%、日本支持20%」

   最悪のケースについて、拓殖大学客員教授の石平氏は「中国の漁船団が大挙して領海に侵入してくること」を上げる。「日本は取り締まりをしなければならず、逮捕者、負傷者が出ることが十分考えられます。その結果、中国がさらに強硬姿勢に出て全面対立になる」というのだ。

   武力衝突の可能性はあるのか。東京福祉大学国際交流センター長の遠藤誉氏は「中国人民解放軍の中には、自分たちはすでに戦う準備ができていると公言する人たちもたくさんいる」といい、「日本と中国が戦いを始めた場合、アメリカ市民の50%ぐらいは中国がいいという人たちで、日本がいいという人はわずか20%ぐらいという調査結果もある」と気がかりな情報を提供した。

   きのう19日、アメリカのパネッタ国防長官は中国の習近平国家副主席と会談し、長官が平和的解決を求めたのに対し、習は「日本は中国の主権と領有権を脅かす行動を慎むべきだ」と主張し、尖閣諸島の国有化を「茶番」と批判した。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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