きょう8月15日(2012年)は日本にとって敗戦記念日。しかし、韓国では光復節(独立記念日)だ。だからというわけなのか、日韓関係をギクシャクさせる出来事が続いている。きっかけは韓国・李明博大統領の島根県竹島上陸。そしてきょうは歌手のキム・ジャンフンや俳優のソン・イルグクらが参加して220キロメートルを泳ぎ渡るという。
笠井信輔アナ「日本でも人気のある韓国の歌手や俳優が、なぜ日本に対する挑発とも考えられるイベントに参加するんでしょうかね」
ソン・イルグクの趣味はトライアスロン
遠泳リレーの参加者は韓国体育大学水泳部40人を中心に、竹島までの220キロを1時間に4キロずつリレーで横断する計画だ。メインキャスターの小倉智昭は「李大統領の竹島上陸は近々行われる大統領選挙が危ないと言われているので、それに対するパフォーマンスとも考えられる。でも、大統領は親日家で、なぜ竹島上陸を強行したのか疑問ですよね。いま韓国国内で何が起きているのでしょうか」
韓国の芸能記者ジョ・ウヨン氏は「キム・ジャンフンの祖父は抗日運動家だったんです。それが領土問題に強い思いをさせていると思われます。ソン・イルグクの参加はキムに誘われたからと聞いています」と話す。
笠井「ソン・イルグクさんの趣味はトライアスロンで、体力には相当の自信があるようです」
不人気大統領のひと芝居
コメンテーターの高木美保(女優・芸農家)「竹島問題がここまで緊迫している背景には、大統領が追い詰められているからではないでしょうか。同じ韓国の芸能人でも、日本でも稼げる人と稼げない人がいるようです。その温度差が竹島問題に投影されているのでは」
デーブ・スペクター(テレビプロデュサー)「領土問題をのぞけば日韓関係は良好な状態にある。そうした中で、なぜ韓国は強硬手段に出ているのか。遠泳リレーは誰かに利用されているとしか思えないですよ」
リレーチームは早ければきょう午後にも竹島に上陸予定だが、周辺海域は波が高くどこを泳いでいるのかわからないという。