前の番組「ZIP!」が終わっても、画面が「スッキリ!!」にならない。ZIP!キャスターの山口達也らが「えっ、写ってる」 というところへ、「山口くん」と「スッキリ!!」の司会・加藤浩次の声が入った。「金環日食見ましたか」「見ました」「スタジオでしょ」「はい」「こっちは日本テレビの屋上でナマで見ましたよ」「エーッ、 うらやましい」
ようやく「スッキリ!!」が始まっても、加藤「金環日食の瞬間だけ雲が切れた。幸せですねー」。キャスターのテリー伊藤も「新鮮ですよね」
この日の東京は、雲が動いて太陽が切れ切れに見える状態だった。雲があっても何とか太陽は見える。時にはメガネなしでもリングが見えたりした。
和歌山からレポート「金環見ながらキンカン」
日食そのものは群馬県の天文台が完璧に捉えていた。これを早送りで見せ、あとは賑やかにはしゃいでいるだけ。その筆頭が浅草に行ったレポーターの阿部祐二だ。日食が東京スカイツリーにかかって金環になるところを見たと大はしゃぎだ。
間抜けだったのが東京上空を飛んでいたヘリだった。高度1000メートルで雲を抜けていたため、「金環日食はしっかりと見ました」という。加藤が「いまは?」と聞くと、「太陽が頭の上に来たので見られません。カメラは機体の下にあるもので」
鹿児島・肝付町で迎えた馬場典子アナは、「きのうの午後4時には星が見えたのですが」と雨の中からのリポート。テリーが「かわいそうだね」
青木源太アナは本州最南端の和歌山・串本町にいた。名勝の橋杭岩の真ん前で「金環をはっきり見ました」と名産のキンカンを食べてみせ、「金環見ながらキンカン」