これは明るい話題だ。体操の五輪出場を決めるNHK杯で、田中和仁(26)、理恵(24)、 佑典(22)の3きょうだいがそろって五輪切符を手にした。父親の章二さん(62)も元体操選手だが、「ありがたい。1人外れるとかわいそうだから」と涙を流して喜んだ。
おととい(2012年5月5日)まで行われたNHK杯は、男子は内村航平が4連覇、女子は田中理恵が初優勝した。五輪代表は内定していた内村以下10人が決まった。田中和仁は個人総合トップ、佑典は鉄棒など種目別ポイントで代表入りした。理恵は2次選考会を含め4日間トップだった。
個人も団体も金メダル狙いの顔ぶれ
司会の加藤浩次「3人で行けるなんて、すごいことだよね」
きのうのスポーツ紙は、軒並み田中3きょうだいの笑顔が並んだ。3人とも初出場だ。過去、アトランタ五輪の柔道で中村3兄弟の例があるが、体操では初めて。
キャスターのテリー伊藤「田中3きょうだいもいいが、加藤凌平(18)ってのがいる。これがまたかっこいいんですよ。応援してやってほしい」
加藤「加藤はエースです。内村選手もいます。世界一ですから」
テリー「異次元でしたね、きのうは」
森圭介アナ「個人でももちろんですが、団体でも確実に金メダルが狙えるという人選です」
ロンドンまであと81日になった。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト