「福島原発民間事故調」割れた菅首相評価―頼りになったが混乱の原因

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原発事故対応の指揮命令系統―法律も想定もなし

   報告書は産経は1面のほか4ページにわたって展開しているが、朝日新聞は5面に3段の記事1本だけで、 東電の怠慢や規制のあり方が主。菅の話はまったく出ていない。

   司会の小倉智昭「東電が原発から撤退したいというのを菅さんが一喝して、それがなかったらどうなっていたかということもある。原発事故の指揮命令系統は法律で決まっていたわけじゃないので、後になればいろいろ出てはきます よね」

   竹田圭吾(ニューズウィーク日本版編集主幹)「人災ではなくて、システムに問題があったと考えないといけない。例に挙げたやり取りも、言ってることは菅さんの方が筋が通っている。菅さんがリーダーシップを発揮してなかったらもっとひどいことになっていた。 だからこれを『暴走』とか『人災』とかいうのはバランスを欠く報道だ」

   小倉「有事の際の指揮命令系統についての法案も出ていたが、小泉さんの郵政解散で飛んじゃって、そのまま。また何かあると困りますよね」

   本当のリーダーシップは、何もないところでこそ発揮されるものだろうが、そんなスーパー マンは見当たらない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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