<1年前のワイドショー通信簿>前週から騒がれはじめた大相撲の八百長疑惑は、日本相撲協会もしらを切り通すことはできず、力士から聴取をすることになった。勝ち星の貸し借りが携帯メールでやられていたということで、力士たちに携帯電話の提出を求めたが、出し渋る力士たちの言い訳が情けなかった。
「八百長力士『ケータイ提出拒否』笑える―妻が踏んづけて壊れただって!」(TBS系「朝ズバッ!」)と伝え、なかには「機種変更して前のは捨てちゃった」なんて言い出し、ゲストの萩本欽一も司会のみのもんたも「じゃあ、風呂に落としちゃったていうのはどうかな」と腹を抱えて大笑い。語るに落ちるとはこのことだった。
八百長については警視庁も捜査を開始するという情報もあり、ワイドショーはどういう罪に問われるのか探った。「八百長相撲は『詐欺』『偽計業務妨害』厳密に見れば犯罪行為」(テレビ朝日系「スーパーモーニング」)で、懸賞金の詐取、相撲協会の業務妨害に当たる可能性があると伝えた。
しかし、八百長問題は以前から指摘され、週刊誌もたびたび告発してきた。フジテレビ系「とくダネ!」は「力士に密着の相撲記者、本当に八百長知らなかったの!?」と迫り、「スパモニ」は「『八百長・野球賭博・裏社会』3点セットこそ『ウミ』発生源」として、八百長力士を制裁しただけでお茶を濁すことは許されないとした。(テレビウォッチ編集部)