司会の加藤浩次が「いやあ、学力も凄いけど、勉強法も頭がいいね」と舌を巻いた。受験シーズン真っ盛りということで、難関・開成と桜陰女子中学に合格した受験生の勉強法と秘密兵器をのぞいた。
眼鏡をかける。ホワイトボード置いて先生気分
桜陰に合格した坪田奈月さんの勉強時間は、学校にいる時間も含めて1日16時間。受験準備は半年前から始めたが、本格的な受験勉強は試験の1か月前から。勉強に集中するための秘密兵器は眼鏡をかける。「よし!」と自分に声をかける。集中力が途切れそうになった時は3分間だけ家族と会話をするのだそうだ。西村綾子リポーターが「合格した気持ちは?」と聞くと、「合格がゴールではない。人生90年。一つの通過点でこれからが大変」と恐れ入った答えだ。
開成中学合格の小倉万莉於さんは、学校や塾のテストで間違えた問題をノートに貼り付け、集中という文字を見つめて繰り返し問題を解く。「将来は何になりたいか」という問いに、「きっと変わると思うけど、今はロボットエンジニア」と、これまた小学生とは思えない明確な答え。
大阪から上京して開成合格の灰田悠希クンの勉強法は、リビングに置かれたホワイトボード。「自分が先生になったような気分で集中できるから」と自己分析する。この勉強法について、教育評論家・尾木直樹ママはこう話す。
「先生になったような気分とは、問題をきちんと理解してなければならない。理解力を高める一つの方法」
加藤「でも、長時間集中力を持続するというのは大変だと思うけど」
西村「時計を隠すことで集中力が保てると尾木先生は言っていました」
コメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)「僕も原稿を書くときは置時計を裏返しにし、パソコンの時間表示もテープで隠している。時間を気にすると原稿に集中できなくなる」
名門校合格の秘訣は集中力にあるようだ。