防犯対策や事故の検証に役立つドライブレコーダーを、タクシーだけでなくマイカーにも普及させる動きが広がっている。一般ドライバーにどんな利点があるのか。事故の目撃者がいない場合、警察による事故原因究明の客観的な判断材料になり、事故原因究明が迅速に進むという。
1台9000~3万円
ドライブレコーダーには2種類ある。防犯対策のために車内の様子を映すものと、車の前方の様子を記録するものだ。すでに全国のタクシーの26%に設置されており、2タイプ両方を設置しているタクシー会社もある。タクシー強盗が減少傾向にあのも、ドライブレコーダーの設置が役に立っているようだ。
一般の車にも普及させようというのは、前方の様子を記録するタイプ。JAFの機関誌「JAFMATE」が3年前から一般のドライバー向けに販売しているタイプは、前方120度の範囲が撮影可能で、一定の衝撃がかかるとその前後10秒の映像記録が残る仕組みという。トヨタ自動車でも4年前からオプションによるドライブレコーダーの設置を始めている。値段は9000円から3万円程度とさほど高くはない。
キャスターのテリー伊藤「これすごくいいと思いますよ。事故でトラブルになった時に警察のいい判断材料になるし」
司会の加藤浩次「自分のために付けるということですね」
全国の交通事故件数は2002年に100万件近かったのが、昨年(2011年)は69万件に減っている。年々減少しているとはいえ、事故の加害者になれば罰則も受ける。安全運転の意識向上につながれば安いものだ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト