埼玉県警は5日(2011年12月)、埼玉・三郷市と千葉・松戸市で小中学生が切りつけられた事件で、三郷市内の高校生(16)を殺人未遂などで逮捕した。2件について「自分がやった」と認めているという。ナタと折りたたみナイフを持っていたため銃刀法違反の現行犯で逮捕され、取調中に切りつけ事件の関与を認めたため容疑を切り替えた。
住民から「ナイフを持ち歩いている少年がいる」との通報があり、警察官が行動を確認している最中だった。ナイフは「歩いている人を殺そうと思って」持ち歩いていたと話しているという。
埼玉の通信制高校2年16歳。両親、弟と4人家族
事件は先月18日夕方、三郷市内で帰宅途中の中学3年の女子生徒(14) が、自転車に乗った男にクビを刺され、今月1日には2キロ離れた松戸市内で下校途中の小2女児が背中などを刺された。キズは肺に達していた。女児は帽子をかぶった若い男に刺されたと話していたが、逮捕された少年は 帽子と黒っぽい服装だった。2件とも「オレがやった」と認めたが、今月2日に柏市で小学生の姉弟が目撃したナイフを持った男については、「オレじゃない」と否定しているという。柏市のケースは別人の可能性がある。
高校生は両親と中学生の弟の4人暮らしで、埼玉県外の通信制高校に通っている。5日夕方に自転車で家を出て、職質を受けたのは最初の犯行現場のすぐそばだった。
司会の羽鳥慎一は「16歳の高校2年生…」
宮田佳代子(フリーキャスター)「これからですよね。殺そうと思ったのが怖い」
舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)「どれくらいの『殺そう』かがわからない」
取材レポーターの所太郎によると、ごく普通の少年が普通に受け答えしているという。
羽鳥「ということは、もう1人(のナイフ男が)いるということになりますね」
清水宏保(スケート金メダリスト)「これが拡大しないことを祈りたい」
無抵抗の小学2年生を刺すというのはどういう神経か。これがもう1人いるなんて、ちょっと考えたくない事件だ。