<ストライクTV (テレビ朝日系11月21日よる11時15分)>同世代のゲストが3組登場し、青春時代にはまった(=ストライクな)「ハマリもの」について熱く語り合う。ゲストがそれぞれ自分がハマったものについてプレゼンし、全員が共感したらストライクと認定される。司会は爆笑問題。
実話をもとにした「国境なき医師団」の医者に届いた別れの手紙
今回はスペシャルということで、ゲストの世代はバラバラ。AKBから千原せいじまでいる。今回のテーマはスイーツとミュージック。スイーツはともかく、ミュージックの方はなかなか面白かった。
ミュージックのゲストは品川祐や古坂大魔王などの5人。泣き歌スペシャルと題して、絶対泣ける名曲をそれぞれがプレゼンした。ヒャダインがレミオロメンの「3月9日」、荒川静香が夏川りみの「涙そうそう」と、ベタベタな泣き歌が続いて意外性がなくがっかり。 でも、太田光はさすがだった。さだまさしの「風に立つライオン」。国境なき医師団としてアフリカに旅立った医師のもとに、恋人からの手紙が届く。
「(他の人と)結婚します」
これだけで泣けてしまいそうだが、実話をもとにした歌だというからたまらない。この曲を聴いたのは初めてだったが、思わず号泣…はしなかったけれど、すぐにアイポッドに入れた。爆笑問題の2人はこの歌を「短編小説のよう」だ「大河ドラマ」だと絶賛。自分の知らない名曲に出会え、満足できる番組となった。世の中には人に、とくに若い人に知られていない名曲がたくさんある。
しかし、爆笑問題が司会だから締まったものの、太田がいなかったらこの番組は全然面白くなかったんじゃないかな。(カリメロ)