「メタボ、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病、アレルギー、視力低下、うつ病、そして認知症にも効果があるといわれるDHA。きょうは魚の脂の中にあるDHAの知識満載の決定版です」と宮下純一アナ(元五輪水泳選手・タレント)が声を張り上げる。
ゲスト女子栄養大の鈴木平光教授は「多くの病気に効果があるDHAは1日にたった1グラム食べれば効果があります」言う。では、1グラムのDHAを摂取するにはどのくらいの魚を食べればいいのか。
1日1グラム取るには…エッ、こんなに食べるの
宮下アナがDHAをマグロの赤身の刺身で取ってみることにした。目の前に出されたのはド~ンと皿いっぱいの830グラム。ちょっと大きめの皿に山盛りである。食べ始める宮下だが、食べても食べても減らない。ほどなく「勘弁してください」とギブアップ。マグロの赤身で1日1グラムは無理だ。
では、他の魚はどうか。白身魚のタイならDHA1グラムを摂取するのに164グラム、イワシは77グラム、戻りカツオは103グラム、マグロでもトロなら31グラムだという。「DHAは魚の脂の中にある成分で、白身魚は脂が少ない。また産卵期前のいわゆる旬の魚は脂が多いので多く含まれています」と鈴木教授は言う。
DHAを逃がさない料理法や食べ方というのがある。「サバの煮付け」は「茹で汁をすてずに春雨をからめて中華風に味付けすればDHAたっぷりの煮付けができます」と北山智映さん(魚料理専門店店主)は助言する。また、魚を切る時皮の部分を下にすれば、まな板にDHAが付いて半減する事がないと言う。
魚の臭いが苦手な人は、レモンなどよりオリーブオイルを落とせば臭みが取れるという耳寄り情報も紹介された。
(磯G)