「太る魔の時間帯」時計遺伝子が「脂肪ため込め」指令ドバッ!

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   食欲の秋。ついつい食べ過ぎて太ってしまった! 「アカデミ・ヨシズミ」コーナーでは「身体を太らせる魔の時間帯」を特集。石原良純(タレント)が食事の時間帯と肥満との関係について、日本大学薬学部の榛葉繁紀准教授に聞いた。

午後8時頃から夜中の2時ぐらい

   榛葉准教授は「身体の中にある体内時計が、眠くなったとか、お腹がすいたとかの指令を出します。その指令を司っているのがビーマルワンという時計遺伝子なんです」と説明する。

   時間帯によってビーマルワンが多いときと、ほとんどなくなる時がある。

   石原「時計遺伝子が一番多い時間はいつ頃ですか」

   榛葉「午後8時頃から夜中の2時ぐらいまでの間です」

   時計遺伝子分泌量の変化をまとめたグラフを見ると、午後6時頃はゼロになっているが、8時頃から急上昇。午前2時頃にピークに達している。コメンテーターの青木理が(ジャーナリスト)は「僕は昼夜逆転の時が多いけど、分泌量変化の時間帯は変わらないのですかね」と聞くと、石原は「ほとんど同じだそうです。人間の体内時計は1日を24時間半と認識しているようです」と説明した。

   司会の羽鳥慎一「それならば、午後6時頃にガッチリ食べておこう」

   石原「夕食の高カロリーは肥満を招くそうです。3度の食事のカロリー比率は5対4対1が理想的と言われています」

   羽鳥「夕食の1とはどのぐらいの量かな」

   石原「カップ春雨1個分、110キロカロリー前後です」

   羽鳥「夕食がカップ春雨1個ォ!」

「朝飯抜き」はなぜ太るか

   朝食を抜くと太るといわれるのは本当なのか。石原が早稲田大学先端生命医科学センターの柴田重信教授を訪ねた。柴田教授はこう話す。

   「朝食を食べないと、次の食事がいつになるのかと脳が不安になる。そのため、ビーマルワンは脂肪をできるだけ溜め込むように指令を出します。また、朝食抜きでは昼食、夕食の時間帯が後ろにズレ、ビーマルワンの動きが活発になる時間帯になります。結果、肥満を招いてしまいます」

   石原「肥満防止には朝食は抜かない。夜遅く食べない。カロリーは5対4対1の3つをお忘れなく」

   3つのうち、2番目までは努力次第でできそうだけれど、5対4対1はかなり難しいぞ。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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