異常の早期発見は可能
みの「被曝の可能性は?」
鎌田「否定もできないが、断定もできません。放射性ヨウ素は半減期が8日ですからもう消えていますが、このうちの何人かは慎重にフォローすることが大事。むしろ、親御さんに安心してもらおうかと、チェルノブイリの経験豊かな信州大学付属病院の小児科の先生方に協力してもらいました」
みの「たとえば甲状腺に異常が見つかっても、フォローによって払拭できるんでしょうか」
鎌田「内部被曝しても、80日でほぼ身体からなくなります。万一のことがあっても早期発見はできます」
鎌田理事長は諏訪中央病院の名誉院長。チェルノブイリやイラクで医療支援活動を続け、今回も福島で妊婦への放射線調査などを続けている。「専門家は現地の人と同じ土俵で議論し考えるべき」が持論。だれも答えを持っていない放射能問題を考えるうえで頼りになる人だが、このニュース、一部新聞は無視しているのが気になる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト