東日本大震災から3か月というので、笠井信輔アナらがかつて訪ねた被災者を再訪したが、そのなかで宮古市を取材していた「とくダネ!」のスタッフが、AKB48のメンバー6人の「ミニライブ」に遭遇。避難所の掲示板の予定表に書き込みがあっただけで、メディアへのお知らせはなしだったから、これは全くの偶然だ。
あの熱狂した「総選挙」直後の11日(2011年6月)、 避難所の駐車場に移動ステージが現われたので、避難所の若者は大喜びだ。6人はキャプテンの高橋みなみ、総選挙で5位の渡辺麻友らで、Tシャツにショートパンツ姿。1分間の黙祷のあと、「ヘビーローテーション」などを披露した。
お年寄り「孫娘見てるよう」
お年寄りたちは、「知ってます?」「わかりません」「もうちょっと大人だといいね。孫娘見てるようだ」「やっぱり演歌は美空ひばりじゃないとだめ、若手では坂本冬美」といって笑う。警察官の姿が多いので「警備ですか」と聞くと、「いやそういうわけじゃなくて、ボクらも…」と人気アイドル見物。
ライブのあとの握手会には長蛇の列ができた。若者、子どもたちとお母さんたちまでが並んで、「最高です。やばいです」
AKB48も「また絶対きます。ありがとうございましたあ」と言い残してつむじ風のように去って行った。
田中大貴アナ「電撃訪問でした」
司会の小倉智昭「若いひとたちには人気だね」
芸能デスクの前田忠明は「スケジュールが空いたメンバーを順繰りに組んでる。『誰かのために』というんですが、被災直後から組んでるんですよ。大島優子さんとかはもう5月の末に行ってる。上位の人でも順繰りに来る」と話す。