＜さまぁ～ＺＯＯ（テレビ東京系日曜深夜1時05分）＞テレビ朝日が平日26時頃に枠を増設するなど、多くの新しい深夜バラエティがスタートしているが、その中で一番面白いと思うのがこの番組である。
タイトルに「ZOO」とあるように、スタジオのセットは動物園で、大竹一樹はウシ目ウシ科ウシ属で絶滅危惧種のヤク(役名・カズー)、三村カズマサは世界四大珍獣の4番目のボンゴ(役名・ミムー)という地味というかマイナーな動物に扮し、2人の仲の良いトークを活かした各コーナーで笑わせる。スタッフの大半はテレビ東京系日曜の「モヤモヤさまぁ～ず２」と同じだ。
三村「まるで俺より年上だよなあ」
「まじめに考えよう」というコーナーがある。飼育員役のＳＤＮ48大堀恵とタレント小島瑠璃子の世間話から出てきた疑問に、カズーとミムーがまじめに考えて答えを出すもので、そこでの大堀恵の会話というか、寸劇が独特で妙に面白い。大堀は27歳だが、44歳の三村が「まるで俺より年上だよなあ」というほど芝居がかったしぐさや台詞回しが古臭い。
「私はピッチピチの20代よォ!(わざとらしいふくれっ面)」
「おちゃのこサイサイ」
「てんやわんや」
「後の祭り」
こんなフレーズがポンポン飛び出し、それがびっくりするほど似合う。今回の「まじめに考えよう」のテーマは、「鼻クソのもっと上品な言い方はないの」で、ヤフー知恵袋で募集したものの、「鼻の種」「鼻こども」「鼻くちょ」とイマイチなものばかり。さまぁ～ずが思いついた「ノーズ・ボール」はいいかも…。
鯖野かサバり