お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおが2011年6月11日のブログで、震災から3か月をむかえ、宮城県石巻市を訪れたと報告した。
石巻市は、小学校2年生のころまで住んでいた思い出の土地であり、震災の被害も大きく、「もっともっと早く来たかった」場所だ。
まず向かったのは、市を一望出来る「日和山(ひよりやま)」。バスから降りると、「何とも言えない」臭いがした。聞くと、魚の加工工場の冷蔵庫や冷凍庫に保管されていた魚が腐敗しているのだ。穴を掘って、腐敗した魚を埋めている作業もしていた。「ハエも大量発生してて大変な状況」だという。
ほかに、石ノ森萬画館、母校の渡波小学校、駅前のラーメン店、被災動物(主にペット)を預かっている施設などにも行ってきた。施設では、全国から来たボランティアが一生懸命に動物の世話をしていたそうだ。
「震災から3か月。被災地で活動しているボランティアが激減し、阪神大震災の時と比較すると3分の1だそうです。もし、ボランティア活動を検討されている方がいらっしゃるならば、是非ともご協力お願い致します。僕も高校時代、何度かボランティアに参加しました。何か、考え方とか人生観とか変わります」「正直、今でも1か月間ほどボランティア活動したいと思うくらい」
サンドウィッチマンとしては、被災地のことを考え、取材を通じて現状を伝え、全国から義捐金を募る活動をしたいと考えている。石巻市には近いうちにまた必ず行き、現地の人を励ましたいという。