原口一博「総選挙できない。造反者除名」で新党結成・政界再編

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   早ければ、今日(2011年6月1日)の党首討論の後に、提出されるかもしれない菅内閣不信任案。司会のみのもんたは昨夜9時から首相公邸で行われた鳩山前総理と菅総理の会談の模様を撮影したVTRを見ながら、「たしか、鳩山さんは総理を辞めたら国会議員のバッジも外すと言っていなかったか。その鳩山さんが今回の問題でどうして前面に躍り出ているのか」と首をひねる。

被災地考えてる政治家ゼロ

   立ち上げたばかりの党派を超えた勉強会「日本維新の会」代表の原口一博前総務大臣がスタジオ生出演した。原口は野党提出の不信任決議案にいち早く同調を決めた小沢グループとも菅執行部とも距離を置くいわば中間派。みのが「このままいけば民主党内から多くの造反者が出る。造反した人はその後、どうなるのか」と問うと、原口は「おそらく除名処分になるだろう。そして、除名された人たちが新党を結成し、政界再編へと突き進むだろう」と、相当な混乱が予想されると答えた。

   みの「この非常時にそんなことをしている場合か。今でも各地の避難所に合わせて10万人以上の人たちが避難生活を続けている。そういう人たちのことを政治家はどう考えているのか」

   コメンテーターの内野雅一(「週刊「エコノミスト」編集委員)が「今までは政治家の頭の中を変えてもらいたいと思っていた。でも変わらない、残された道は人を変えるしかない。選挙で被災者の痛みや苦しみが分かる人を国会に送り込むしかない」と語ると、原口は「それは無理。大津波で町が丸ごと消え、役所までなくなり、住民台帳も消えてしまった。そんな状況下で選挙ができるわけがない」と言下に否定した。

   若狭勝(元東京地検特捜部公安部長・弁護士)「日本の政治家には本物政治家と政治屋の2種類あるが、今の政治家は政治屋ばかりだ」

   政局として不信任決議案を出す側も、震災復興に手をこまぬいている側もという意味だ。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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