40代後半世代は仕事人間
精神科医の香山リカが次のように分析する。
「2人とも40代後半。女性なら雇用機会均等法第1世代と言われる。その下の世代は仕事と生活のバランスをうまくとってやっているが、40代後半は仕事人間の世代。 2人ともアーチストという感じのご夫婦で、生活に妥協するよりも、互いに仕事を優先するタイプかもしれないですね」
東大教授のロバート・キャンベルは別の見方だ。
「夫婦もパートナーも日常が大事。ちょっとした会話や週末どう過ごすかなど、共同作業的なものがあってこそ繋がっているわけで、それがなくなってしまうと人間関係は失速していく。これなら違う方向へ歩いたほうがいいと…」
簡単にいえばお互いの生活に飽きが来たという単純な理由なのかも。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト