大震災でCM自粛の減収-テレビ各局17~20億円

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   東日本大震災からしばらく続いた企業のCM自粛やCM抜きの特別番組で、民放テレビ局はどのくらいの減収になったのか。先週出そろった2011年3月期の決算によると、およそ17億円~20億円のCM収入源となったようだ。

   「繰り返し流れたAC広告への差し替えは、スポンサー側の要請と局側が震災特番にふさわしくないと判断して外したものがあり、広告料金についてはまだ交渉が続いています。局の判断で外したCMについては料金は払われませんが、スポンサーの希望で自粛=AC広告への差し替えとなったものについては、契約料金の60~80%で話し合いといったところでしょう」(大手広告代理店テレビ担当)

   各局とも震災減収分は映画事業などの他の営業収入で穴埋めしたが、今期も節電などで企業活動の縮小は広がる。「自粛が残る今期前半は厳しいし、後半も節電、節約ムード次第では大幅減収減益でしょう」(民放取締役)の見通しだ。(テレビウォッチ編集部)

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