大沢たかお「JIN―仁―」現代に戻れるのか、龍馬は助かるのか…

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   春ドラマで一番の注目は、なんといっても4月17日(2011年)スタートのTBS系日曜劇場「JIN―仁―」(日曜よる9時)だろう。09年10月から放送された11話は国内だけでなく、海外でも高く評価され、約30の賞に輝き、連続ドラマ最高視聴率を記録した秀作だ。その続編である。

   大学病院の脳外科医・南方仁(大沢たかお)が江戸時代末期にタイムスリップして、坂本龍馬、勝海舟、西郷隆盛、緒方洪庵ら歴史上の人物と出会い、争乱に巻き込まれたり、庶民や要人たちの病気やケガを日本にも諸外国にもなかった技術で治療をしたりしながら、医者としての生き方に悩み、現代に帰りたいともだえる話だ。前回は脳腫瘍の現代の恋人と、その生き写しで乳がんの吉原の花魁のどちらの命を救うかと悩んだ末に―2人はどうやらどこかでつながっていて、どちらかの命しか救うことはできないという設定―、目の前の花魁を救うところで話は終わっている。

   続編のいちばんの見どころは、南方が現代に戻れるのか、戻ったときに恋人は存在しているのか、親友となった龍馬を暗殺から逃れさせることができるのかだ。ネタばらしはルール違反かもしれないが、少し触れると、坂本龍馬はやはり暗殺されてしまう。でも、歴史の記録より少し長生きする。南方は現代に戻るが、140年前の南方もその時代に生き続ける。恋人は違った形で登場する。

   このドラマのレベルの高さを支えているのは、ダイナミックなストーリー展開と綿密な医学・医療監修に裏打ちされた村上もとかの原作漫画の秀逸さだ。続編の初回は2時間スペシャルで、6月26日までの全11話。(テレビウォッチ編集部)

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