被災地へ取材に赴いた戦場カメラマン・渡部陽一がブログで、現地の被害の大きさを伝える写真を公開している。
渡部は3月21~23日(2011年)にかけ現地入り。カメラマンとして数々の戦場を経験してきた渡部だが、特に被害の大きかった陸前高田の姿は「世界中の戦場や地震取材でも見たことのない惨劇」だったといい、「自らの体がぶるぶると震え、呼吸がうまくできなかった」と衝撃の大きさを告白している。
また渡部は印象に残った光景として、捜索に当たる隊員たちが家族写真や卒業証書などを見つけた際、それをあえて道端に置いていたことを紹介。変わり果てた町の中で、この品々が家族を探す人々の重要な手がかりになっていたという。
このほか避難所の様子や、その食事の写真なども掲載されている。