ラジオは元祖SNS―「ワクワク感」「笑いのツボ」共有感

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   ラジコのおかげでラジオを聞くようになった。久しぶりにラジオを聞いたのもラジコがあるから。そんな意見を周りでようやくチラホラ聞けるようになったのが今年初めぐらい。

   「しめしめっ!みんなラジオの良さを再認識してくれだしているかも!!」と、そんな話を耳にする度にラジオ制作をしている身としてはほくそ笑んでいる。

テレビ屋から「キラキラ小島慶子」「阿部礼司」聞いてる

   テレビ番組のディレクターなどにラジオの制作をしていると話すとかなり驚かれる。それからは正直、格下の扱いを受ける。ラジオよりテレビの方がエライのかッとも思うが、「テレビより映画の方がエライのか」と聞かれたら黙ってしまいそうになるのと、同じ感覚だろう。

   そんな彼らはあまりラジオに興味がないのかと思っていた。なぜならば、「そもそもラジオ番組のディレクターってどんな仕事なの」と子供のような質問を逆にされたりして、それこそこっちが驚くわと突っ込みを入れたくなるほどだからだ。

   少ない経験値で申し訳ないが、テレビ番組のディレクターの多くはドライブ中でもテレビを付けている人が多いように思う。走行状況によっては音声のみになる場合も多々あるが、それでも彼らはテレビをつけている。そんなにテレビが好きなのか、そんなに同業他社を絶えずチェックするほど仕事熱心なのか。どっちでもあるのだろうけど、車の中でもテレビなのには驚く。

   とまぁ、ここまでラジオ離れし、ラジオに興味なさそうだった例をツラツラと上げてみましたが、そんな彼らでもラジオの楽しさを再発見しつつある。パソコンで作業中にラジコで聞いたラジオ番組がものすごくおもしろかった!とツイッターでつぶやき、Facebookのウォールに書き込んでいる。まさに「いいね!」と言ってくれている人が増えた。

   「テレビで仕事した時と、今のキラキラ小島慶子がパワーアップしすぎていてビックリした!」とか、「阿部礼司を聞かないと1週間が終わらない感じ。ワタシにとっての新しいサザエさん的存在」などなど。つぶやきやウォールを見ては、ますます「シメシメ!」と一介のラジオ制作者でしかないが、彼らが喜んでいる様子を見てニヤニヤしてしまう。

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