「空き菅」破れかぶれ解散「6月説」(週刊新潮)と「3月説」(サンデー毎日))

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   チュニジアで始まりエジプトに広がったジャスミン革命(チュニジアを代表する花から命名された)は、リビアの独裁者・カダフィを追い詰める勢いである。

   そうした激動の世界情勢とはまったく関係ないが、日本でも菅政権を打倒しようという動きが急である。追い詰められた「空き菅」が、破れかぶれ解散に打って出るのではないかと各週刊誌は読んでいる。「週刊新潮」は予算関連法案が通らないことで、子ども手当が4月から児童手当に戻ってしまうこと、中小企業の法人税引き下げもできず、赤字国債40兆円を執行するための特例公債法案も通らないため、株価の下落や長期金利の上昇が起こり、国民生活に重大な影響が出始めるから、菅首相は予算関連法案通過と引き替えに「6月解散」すると推測している。

   「サンデー毎日」は「3月破れかぶれ解散」で、民主党の国会議員が150人消えると書く。どちらにしても、この政権打倒運動は国民とまったく関係ない政治屋たちの「私利私欲」のためだから、ジャスミン革命とは天と地ほどの違いがある。

酒井法子に「小向騒ぎ」聞きたい。ねえ「週刊朝日」さん

   このところ週刊新潮に元気がない。先週号は創刊55周年記念と銘打った特大号だったが、読むべき記事は少なかった。昨年上半期のABC調査によると、「週刊現代」と新潮の差は3万部ほどだが、差はさらに縮まったのではないか。現代から10万部ほど引き離されている「週刊ポスト」だが、関係者の話によると、最近、ポストが現代を抜く号もあるという。確かにポストには勢いを感じる。

   そのポストが小向美奈子のインタビューに成功した。フィリピン・マニラで彼女が語ったあらましは次のようなものだ。

   英語とダンスの勉強をするために、以前から金を貯めていた。マニラに来ることを決めたのは逮捕状が出る前で、逃亡ありきのフィリピン滞在ではない。覚醒剤取締法違反で逮捕されたイラン人の密売人とは、以前付き合っていた男が覚醒剤中毒で、男にいわれて買いに行っている間に親しくなったが、男女の仲ではない。昨年夏前、イラン人から「覚醒剤の売人をやめたい」という相談を受け、悩んでいる男のそばにいてやったのだと話している。逮捕されたイラン人が、小向にも覚醒剤を売ったと話していることに、「違います」とキッパリ否定。日本へ帰って警察に出頭してありのままを話し、法律に触れるようなことがあれば罰をきちんと受けるというのである。

   この号が発売されている頃には小向は日本へ帰り、逮捕されているはずだポストは書いているが、この原稿を書いている時点ではまだ帰国していない。「関係者によれば、帰国日が決まっていない理由は『報道陣への恐怖心』」(SponichiAnnex2月24日より)だそうだが、この騒動を酒井法子はどう見ているのだろうか。以前彼女にインタビューした「週刊朝日」さん、聞いてみてくれないかな。

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