小沢党員資格停止「推定無罪の軽視だ」に「自業自得」の反論

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   伝統あるワイドショー番組、スパモニもいよいよその長い歴史に今春で幕を下ろす。後継番組は羽鳥慎一アナを司会に迎え、コメンテイター陣は刷新されるが、一部出演者は続投の由。そう聞いてしまうと、視聴者的には色々と色眼鏡で最後の時を見てしまうところではある。

   引き続いての出演が決まったという赤江珠緒キャスターは、月曜日に「冬休み」から戻ってきて、どことなく張り切ってるようだし、一方、ここ最近あまりにやる気なさそうに見える番組のメインコメンテイター、ジャーナリストの鳥越俊太郎の去就はいかに!?

昔ながらの不透明な政治家

   さて、その鳥越が今朝、珍しく元気に大きな声を出したのがオザワ処分問題である。民主党が小沢一郎元代表の判決確定までの党員資格停止を決めたが、鳥越によれば、それは「推定無罪」の軽視ということにほかならない。「裁判で最終的に有罪が確定するまでは推定無罪だという原則を考えたら、こういう処分は出てこないはずだ。そのことを、この際大きな声で言っておきたい」

   これに対して、作家の若一光司は「小沢さんが自分は冤罪だというなら、最良の手段は、国会に出て堂々と証言し、無罪だと訴えることではないか」と若干気色ばんでコメントした。

   たしかに、民主党の処分の理由がなんであれ、国民の多くがオザワの面を見たくない、議員を辞めてほしいと思ったのは、強制起訴されたから、彼の面がマズイいから、だけじゃあないはずだ。国会に出る出ないではグズグズと引き延ばし、出そうなことを言ったかと思えば言を左右し、不可解な条件をつけたりする姿勢に、ウラの権謀術数を駆使し、責任を逃れようとする昔ながらの不透明な政治家を見たからでもあるだろう。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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