<ニッポン・インポッシブル(フジテレビ系1月11日23時20分)>「体をはってニッポンを知る」がテーマの知的エンターテイメント番組で、おぎやはぎと三宅裕司がスタジオで司会を務め、数人のゲストとともにVTRを見てコメントをしていく形式だ。
じゃんけん選抜の優勝だけでは…
この日のゲストはモデルの片瀬那々とAKB48の内田眞由美。じゃんけん選抜の優勝で一躍脚光を浴びた内田だが、この出演者の中で存在感を出せるか。企画の一つ目は「未知なる洞窟を測量しよう!」。俳優の川村陽介が洞窟探検の専門家とともに未だ調査が入ったことがないという領域に立ち入り、測量を行う。イケメン俳優が昼も夜もわからない洞窟の中で泊まり込みの測量を行い、先に何があるかわからない暗闇を進んでいく様子は「体はってるなぁ」と感心してしまった。世界でこの地域でしか見られない!と番組冒頭から引っ張った生物は、いたってフツーのエビにしか見えなかったが。
二つ目の企画は「県境をひたすら歩いてみよう!」。お笑いコンビの乙が東京と千葉の県境から日本海に突き当たるまでひたすら県境を歩く。一つ目の企画とは打って変わってとくに意義はなく、結成3か月という乙の2人の会話もお笑いコンビらしくないが、県境にこだわるため道は険しく、軽くサバイバルの様相を呈しているところが面白い。
しかも、今回はコンビの一人、ノブヨシが高熱を出して腸炎と診断され、旅がストップしてしまった。回復して再び旅を始めたところで続きは次回へ。ゴールに大きなドラマが待っているとも思えないが、何となく次回も見たくなってしまうのは企画成功の証しだろうか。スタジオの内田はと言えば、案の定ほとんど発言なし。出演者が多すぎるんじゃないかな。
たびんちゅ