水嶋ヒロ受賞―あれっ?選考委員は全員社内編集者

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   ウワサの第5回ポプラ社小説大賞の授賞式が昨日行われ、大賞を受賞した水嶋ヒロが挨拶した。そこでは、所属していた前芸能事務所への感謝の気持ちを強調するなどの好青年ぶりで、コメンテイターのテリー伊藤も「世の中斜めに見る若い人が多いけど、彼はまっすぐだよね」などと大絶賛である。

「スピード感」「飽きさせない」で推薦

   一方、小説の内容は相変わらずよくわからず、刊行時期は未定(番組の予想によれば、12月ごろ!?)で、選考理由も「スピード感、スケール感がすごい」「キラリと光るものがあった」「仕掛けが様々で飽きさせない」など、雲をつかむようだ。選考委員は全員同社の編集者、大賞はこれまで第1回に出しただけ、今回の大賞賞金は辞退なんだそう。

   スタジオには2冊の本がディスプレイされ、唐突にクローズアップされた。水嶋がリスペクトし、読み続けている本だという。番組やマスコミのネガティブ誤報でないとすればだが、そのタイトルは「命の使い方」(落合信彦)に「ユダヤ人大富豪の教え」

   え? ちょっと洒落た現代文学か重厚長大なクラシックか、あるいはウラをいって「星の王子さま」的なものでも出てくるのかと思いきや、これはまた少々斜めに見たくなる読書趣味なのかもだ。とりあえずは、読んでる本と書く小説がまったくの別物であってほしいところではある。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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