「殺人クイズ」「脅迫文作成」と相次ぐアブナイ教師。今度は児童に罰として使っていた「セクハラサイコロ」が明るみに出た。「いったい教育の現場はどうなっているんですかね~」と司会のみのもんたが取り上げた。
問題の教師は埼玉県入間市の小学校で3年生を担任している59歳。教師が自ら作った2センチ四方のサイコロに、「キス」「ハグ」「鼻くそ」「ツバホッペ」「恋人指切り」などと記し、宿題を忘れたり騒いだりした児童に、罰としてサイコロの出た目の行為を教師が児童にやっていた。教師は自分でセクハラサイコロと名付けていたという。
子供へのサービス精神
ことが露見したのは今月11日(2010年10月)。12歳になる6年生の女子児童が母親に、「他の組の先生に鼻クソをつけられたり、お尻やホッペを触られたり、キスされそうになった」と訴えた。母親が地元の警察に相談し、警察が学校に事実確認をすると、「その様な事実はない」と否定された。そこで母親と女子児童は14日に学校を訪れ、校長とこの教師に面談した。
この時のやり取りを録音した問題教師の言い訳には驚く。
「セクハラサイコロという名前を付けたのは子供が喜ぶから。子供へのサービス精神でやっています。前にもこういうことがあった。女の子含め、3人ぐらいが卒業記念にちょうだいと奪い合いになり、じゃんけんで決め喜んでいた。セクハラが犯罪だというのは十分知っています。だから僕は非常に気をつけています」
校長と教頭が26日午後に記者会見したが、校長は「セクハラサイコロという名前だけでもあってはならないこと」と平身低頭だったのに対し、教頭は「女子に対して実際にはキスはしておりません」と否定した。
しかし、女子児童は「いきなりお尻を触られたり、太ももなんかも触られたり、顔を触らたり。急に下の名前を気持ち悪風に呼んできたり、キスされたり、ハグもされた。あとは『一生恋人です』と言ったり…」と止まらない。
事実なら、もし電車内ならまさに痴漢行為で、学校でなら教育的指導という理屈は通らない。
みの「処分するとかの問題ではない、罷免しなきゃ。この教師は精神的に病んでいるではない?」
桜美林大教授の早野透「汚らしい。吐き気のする話ですね」
元東京地検特捜部副部長が次のように話した。
「社会を見る目を持たせるとか、いろいろ考えさせるのが教育の目的。それを子供に興味を持たせるために手段があるのだが、目的が消えて手段が目的になっている」